bridalmemory~私たちの物語

ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

親族パーティ~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

                       

 

「子育ては、子供の人数が多いほうが大変」…などと考えてはいけません。新郎 川田 司さん(仮名)は一人っ子ですが、それはそれはやんちゃで、わんぱくな少年でした。保育園時代の体育館でのお昼寝は、もちろん寝ずに先生の手を焼かせ、小学校では、廊下に立たされるだけではなく、机ごと教室から出されました。いたずらだけではありません。家で飼っていたカブトムシは100匹単位。大きなケースが何個も並び、その中には、あの幼虫が何百個も…考えただけで気が遠くなります。中学高校時代はテニス部に所属。毎日朝練があり、早起きをする息子以上に早く起きていたのはお母様でした。たった一人ではありますが、パワーの要る子育てだったことが伺えます。

…ここで、やんちゃな男の子を育てる全国の親御様に朗報です。このような幼少期のエピソードを持つ新郎の、「現在」をご覧ください。仕事には一生懸命取り組み、お人柄は冷静で、いつでも変わらぬ穏やかさを持つ男性、それが現在の司さんです。個性を尊重し、伸び伸びと育てられた男の子は、このように変身するのだと、新郎が身をもって私たちに教えてくれているような気がいたします。新郎と新婦は同い年ですが、新婦曰く、相談をすれば真剣に耳を傾け、良いアドバイスをくれる頼れる存在であり、お皿洗いなどの家事が得意な優しい旦那様でもあります。海釣りが趣味の新郎は魚もさばけますので、月に1回は新鮮でおいしい魚が新婦は食べられます。

 

一方、新婦 新倉 園子さん(仮名)は、4人兄弟の末っ子で、お兄様、お姉様のうしろを追いかける、甘えん坊な女の子でした。例えば、兄(きょう)妹(だい)の企画はお兄ちゃんお姉ちゃんが考え、妹はそれについていく…新婦が今でも変わらず安心して甘えられるのは、お兄様、お姉様が幼い頃からそれを許してくれたからですね。もちろん、妹の特権が羨ましかったこともあったでしょう。けれど兄(きょう)妹(だい)の優しい関係に守られたからこそ、園子さんはこんなに素直で頑張り屋な女性に育ったのだと思います。園子さんが居ると場の雰囲気がふっと和むのだと新郎が教えてくれました。彼女の笑顔に惹かれたという新郎、その、人を落ち着かせ、明るい気分にさせてくれる笑顔は、幼い頃からの愛された環境が作り出したものに違いありません。園子さんの魅力を新郎に質問したところ、いくらでも挙げられるようで、回答が止まりませんでしたので、相当園子さんのことが好きらしいということと、料理が美味しくて大満足、好物は豚汁という点を加えさせていただきましょう。

 

初めて会った時から、小さくて可愛いな、と思ったという新郎。初対面で彼の優しさを見抜いたという新婦。好印象でスタートしたお二人のお付き合いは、3年目で結婚を意識し、プロポーズへと進みました。クリスマスのプロポーズをリクエストはしましたが、その内容はサプライズだった2021年12月25日。新郎が手紙を用意して読んでくれ、その姿に新婦は目を潤ませました。照れ屋な彼が頑張って手紙を書いてくれた…そのことに、愛されていることを実感した瞬間でした。

そんなお二人、これから「明るくて温かく、笑いの絶えない家庭」を目指したいそうです。言葉にすればシンプルですが、努力無しでは得られない未来です。どうか皆様には、お二人が、目指す未来へと進んでいる様を、見守って頂きたいと思います。

以上新郎新婦のご紹介でした。