ブライダルMCの 林 圭子です。
幼い頃から事あるごとに言われ続けた思い出話ってありませんか?
自分にとっては取るに足らないエピソードでも、親御さまにとっては印象深い…そんな話を掬えていない現状に、もどかしさを感じたりします。
「新郎はバドミントン部に所属していました」
ということよりも、実は、
「新郎は幼い頃からレゴブロックが大好きで、作る作品は全てシンメトリー。この子は天才か?と思いました」
なーんていう方が、本当は重要だったりするのに…
私にはその情報が入ってこない。。
とても残念です。
ですから、司会者との打ち合わせの前には、少しでも
「俺ってどんな子だった?」
と親御さまに質問して、
それから打ち合わせに臨んでくれたら嬉しいなあと思います。
「天才か?と思いましたが、ご覧ください!いたって普通の好青年に育ちました!
アインシュタインにはなれなかったけれど、でもこんなに幸せになれました。
ここにいらっしゃる皆様、普通を続けることが、いかに大変かご存じですよね。
それは平穏という言葉の同義語だからです。」
などと続けられたら最高ではないですか?
隠れた自分を再認識!
その後生まれてきた我が子が同じことをした日には、遺伝子の神秘に感動せずにはいられません。
子供も普通には生まれません。普通にも育ちません。
それはそれは大変な、親御さまの努力があってのことなのです。
普通を勝ち取った君へ。
”特筆すべき瞬間”と、
そして今の”普通”を、誇らしく語るべきです!