ブライダルMCの 林圭子です。
今日は金曜日の平日でしたが、夕刻からみなとみらいのウェディングパーティに行ってきました。
新郎がアメリカ人だったため、ゲストにも外国人が多く、英語と日本語が飛び交う賑やかなパーティとなりました。
日本の結婚披露宴ではなかなか見られない、『ファーストダンス』
これは本当に素敵です。皆さんはご覧になったことはありますか?
ファーストダンスは、海外のパーティでは伝統的なセレモニーです。新郎新婦が夫婦となり始めて踊るダンスということから“ファーストダンス”と名付けられています。
Please gather in the dance space to see the bride and groom’s first dance.
そう声をかけると、ゲストが大理石のダンススペースに集まってきました。
最初はムーディーな1曲から。新郎新婦が頬を寄せて踊る姿を、ゲスト全員が囲むように輪になり見守ります。口笛や指笛なども時々聞こえ、二人を盛り上げます。
途中で、新郎はお母様を、新婦はお父様をダンススペースに招き入れ、ペアを代えて踊りだしました。
日本の結婚披露宴では、親御さまはお酌に忙しくとも決して目立たず、裏方に徹する雰囲気がありますが、海外は違います。家族が一番喜んでいることを、会場の全てのゲストが認めているのです。お祝いの中心に家族がいます。
お二人が仲良く踊る姿を見れば、ゲストは二人の幸せな未来が見えてくることでしょう。
次にお二人がお父様お母様と踊る姿を見れば、一層温かな気持ちになることでしょう。
練習をしたわけでもない親御さまとのダンスは、少しぎこちないものです。
それが、次への合図です。
2曲目の定番はアップテンポの明るい音楽。
「あれくらいのダンスで良いなら、私も踊ろうじゃないか!」
親御さまのダンスを見て気が楽になった?ゲストたち。
お酒も入って陽気になっているご友人たちが我もとダンスホールに入ってきました。
もうすぐ小学生になるくらいの男の子も、果敢にホールに登場。
新郎に手をひかれ、堂々と踊っていました。可愛さとカッコよさのスパイスがたまらなくズルいww
囲むように見ているゲストの方々も、中央にこそ躍り出ませんが、その場で身体を揺らして思い思いに楽しみます。
会場の中の老若男女、誰一人として笑顔でない方はいらっしゃいませんでした。
それほどに、ファーストダンスの威力はすごい!!
幸せの一体感が半端ないのです。
この風習、日本のパーティにも自然と浸透してくれたらいいのに…と思います。
とはいえ、自分の結婚式だったら?
「完全に身体が硬直しますね…」
音響さんと一緒に、自分のパーティだったらと想像した結果、
ハードルの高さに苦笑いでした。
ああ、早くファーストダンスが日本の結婚披露宴の定番にならないかな。
だって、パーティですよ!?
せっかく久しぶりの仲間が集まるのです。
楽しみ方を進化させるべく、研究していきたいものです。
日付が変わってしまいました。
それではまた。