ブライダルMCの 林圭子です。
ご紹介文を書く際は、全て新郎新婦から直接聞いた情報が元になっています。
勝手に命名『根掘り葉掘りタイム〜!』
私との打ち合わせには、「ついにやってきました、根掘り葉掘りタイム!司会林は、この時間を楽しみに本日やって参りました!」という時間があります。
(打ち合わせ時間が長いので会場スタッフに迷惑をかけています…汗)
この時間を両者楽しく過ごせるか?…これがとても大事です。
今日は、人柄リサーチ編です。
時々、謙虚で好感度はとても高いのですが、原稿に使えないケースがあります。
赤裸々のベクトルが少し違う方向に向いていることもあります。
・性格は飽きっぽくて何事も長く続きません
・父は短気で、いつも怒られていました
・お相手の魅力は?…顔です
他には無いでしょうか?…顔、かな・・・(隣りに座っているお相手、苦笑い)
などなど。
そんなループが止まらない時は、こう言います。
「これ言って、私、親御さまに殴られませんかね?」
笑いがおきます。
(時々、青あざ覚悟で笑いを取りに、そのまま使うこともありますが!)
通常は、
”短所は長所の裏返し”
それをモットーに、言い換えさせて頂きます。
・性格は飽きっぽくて何事も長く続きません → 好奇心旺盛で、いろいろなことにチャレンジしてきました
・父は短気で、いつも怒られていました → 厳しいお父様の子育ては、打たれ強い新郎を作り上げました
・お相手の魅力は?…顔です → 言わせてください、なんて彼女は可愛いんだ!この顔でお願いされたら、何でも叶えてあげたくなっちゃうからツラいです
などなど。
― 過ぎたるは及ばざるが如し
強烈な長所は時に毒を持ちます。
そこで短所もまた、見方を変えれば長所にもなるというわけです。微調整して良さを引き出します。
ちなみに個人的には中庸に美を感じる私。
・普通です
なんて、最高の褒め言葉です!!
この言葉の料理はとても楽しいです。
でも願わくば、司会者との打ち合わせは、就職面接と同じポジティブさで。司会者が言い換えるのではなく、使えるワードが自分達から出てきたら、もっともっとお二人らしい紹介に近づくことができるんですよね。ぜひ自分の言葉で語ってみてください。
司会者との打ち合わせは一期一会です。
「私は気が利いて友達を大事にする人間です」
「私は何事にも粘り強く、周囲の信頼も厚いです」
そう言ってみてください。
司会者は、未来まで追いかけて
「あの時自分で褒めまくっていましたよね〜」なんてイジったりしませんから。
そして重要なのは、それをお相手が聞いているということなんです。
ちょっと恥ずかしいかもしれないけれど、聞いたお相手は、褒めポイントをゲットしたようなものです!つまり自己評価=そこを褒めてあげたら喜ぶんです。これから先ずっと喜ぶんです。
だから自分で自分の長所を語るというのはとても大事な作業です。
お相手から見た印象も大事ですが、私は同じくらい自己評価も大事にしたいと思っています。