bridalmemory~私たちの物語

ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

可愛いリードもいいじゃない!?~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

 

                             


今日皆様に一番にご紹介したいのは、お二人の間に流れる、素直で気負いのない、この雰囲気です。

人はどんなに自然でいようと思っても、ちょっと背伸びをしたり、ちょっと飾ってみたり、つい格好をつけてしまう生き物ですよね。けれどお二人が一緒にいる時、そこにはそのような気負いがまるでありません。お互いが一番普通な自分を相手に見せ、その姿を受け入れている関係と言ったら良いのでしょうか?受け入れるという表現でさえ適切ではないかもしれません。許すとか許されるとかではなく、ただ普通にいつもの自分で居て良い場所、それがあなたの隣だった…そういう雰囲気をお二人ともが持っているのです。

あゝそれは居心地が良いはずだ、あゝそれは結婚しようとなるはずだ、きっと皆様もそう感じてくれることと思います。

 

新郎 堀田 貴裕さん(仮名)と、新婦 岩崎 花さん(仮名)が知り合ったのは2年半前の11月22日「いい夫婦」の日。本日ご列席の新婦のご友人 井上様(仮名)のナイスアシストにより出会いました。

初めて一緒に食事をした日に交わした、再会を願う社交辞令「また飲みに行きましょう」という言葉は、何度も使ったことがありますが、本当にもう一度誘ってもらったのは初めてでした。

…と語るのは新婦ではありません、新郎です。つまり誘ったのは新婦です。

何度もデートをしたけれど、つきあっている確かな証拠がないため、「あなたのこと、友達に紹介してもいいのかな」と聞いたのも新婦です。この確認により、お二人の生活に、「お付き合い」という名前が付きました。

「30代のうちに結婚したいです」と酔ってラインを送った素直な新婦。プロポーズはちゃんとしてね、と言われて、翌日すぐにプロポーズをした、こちらも大変素直な新郎。ただし歯ブラシを加えたままプロポーズをしてしまったので、後日やり直しとなったナチュラルすぎる新郎。このように主に新婦が発信して、新郎がOKする…そんなやりとりの多いお二人ですが、実は花さんは追いかけられるのが苦手なので、自分から誘うこのスタイルがとても居心地が良いのです。

つつくと願いをかなえてくれる、包容力バツグンの貴裕さん。その距離感と二人で作るリズムが、自然体の花さんを引き出し、自然体の貴裕さんを肯定します。

 

和歌山県のミカン農家に育ち、毎日働く両親の姿を見続けた新郎。忙しくも時間を作っては旅行にも連れて行ってもらった…その思い出の尊さがわかる大人になりました。自由な発想で、遊び場ではない場所を使って伸び伸びと遊んだ少年は、今、仕事にプライベートに何でもチャレンジし、へき地での仕事も前向きに取り組みます。見知らぬ国で床屋にも行きますし、一人でぶらりと散歩もします。自分に与えられたチャンスや環境を受け入れる力、楽しむ力、それこそが、まさに新婦が魅力的に感じている貴裕さんの長所です。

 

海外転勤の経験が長く、学校に慣れた頃には転校するスタイルを繰り返した新婦。小学生の頃は友達の輪に入るのが苦手でした。しかしその試練は、何回も繰り返すことで克服しました。そして慣れただけではなく、輪に入る前の不安がわかるからこそ人に与えられる、話しやすい雰囲気を身にまとった女性となったのです。この何を話しても、どんな自分を見せても、変わらない眼差しを向けてくれる安心感…これこそが、新郎が感じる花さんの長所です。

 

ずっと昔から恋人同士だったような雰囲気のお二人ですが、実はまだ出会って3年目。語り合うほどに絆を深めて変化していくはずです。二人のゆるりとした時間はきっと豊かな未来を作ることでしょう。これからのお二人にたくさんご期待頂きたいと思います。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。