bridalmemory~私たちの物語

ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

お誕生日もおめでとう~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

        

平日の昼下がりにこうして集って頂いた理由は皆様ご存じですね?そうです、今日はお二人の27回目の誕生日ご披露宴です!康介さん(仮名)、穂乃花さん(仮名)、本日は、お誕生日「も」おめでとうございます!(拍手~!!)

大学入学時、学部を超えて同級生が仲良くなるための企画「バースデーライン」で知り合ったお二人。声を使わずメンバーの誕生日を把握し、誕生日順に一列に並ぶというこのアイスブレイクゲームは、見知らぬ者同士が仲良くなるきっかけによく行われるゲームです。そこで同じ誕生日だとわかれば、それはもう、単純に嬉しいですし、毎年誕生日が来れば「おめでとう」を言い合いますよね。在学中は友達だったお二人が卒業後も繋がっていられたのは、きっと12月2日が毎年巡ってきてくれたからです。そして今日という日は、これからも生涯特別な日になることでしょう。

 

そんな新郎 佐藤 康介さん(仮名)は、佐藤家の長男としてご誕生されました。新郎が小学生の頃にお父様がご逝去、そこからお母様は、二人の息子をお一人でお育てになりました。幼い頃はとてもやんちゃだった新郎、近所のマンションを使った鬼ごっこに夢中になりました。中学時代はテニス部、高校時代は軽音楽部でエレキギター、そこに、さらに康介さんらしさを付け加えるなら、テスト勉強が好きな青年でした。珍しいけれど、わかる気も致します。だって、競う相手がいたのですから!点数を競い合ったご友人も、本日ご出席頂いておりますね。友が居れば、何でも楽しいイベントです。そうやって、いろいろな世界に仲間を増やした新郎は、新婦曰く、友達がとても多い男性です。おおらかな人柄は、恵まれた友人関係を育んだようです。現在は、システムエンジニアとして働く新郎。仕事に限らず、何事も着地点を予想し物事に取り掛かるご性格です。その計画性や緻密さが生かされる職種で日々邁進しております。

 

一方 新婦 穂乃花さん(仮名)は、伊藤家の長女としてお生まれになりました。幼い頃はお兄ちゃんにくっついて男の子と遊び、妹を連れて女の子と遊び、寂しい思いなどしたことがなかったと懐かしく振り返ります。中学高校時代は美術部に所属。美術の授業で絵を描けば、穂乃花さんの絵はいつも最優秀作品になりました。文化祭や体育祭に現れるあの巨大な看板を制作したのも良い思い出です。高校入学から大学卒業までの5年間、惣菜屋でアルバイトを続けた穂乃花さん。その経験がこの柔らかな笑顔を作り上げたのか、もともとの社交性が接客業へと導いたのか、順序はわかりませんが、周りを明るくするこの笑顔こそが穂乃花さんの持ち味です。現在もその笑顔を生かして店舗責任者として働いています。新郎も穂乃花さんの豊かな表情をとても可愛く思っていて、例えば「おなかすいたよー」と限界状態で一生懸命ご飯を作っている姿などはキュートでたまりません。

 

ところで、一緒に住み始めた二人が困ることといえば、物の隠し場所ですよね。25歳の誕生日にサプライズプロポーズ旅行を計画した新郎は、ある引き出しに指輪を隠しましたが、なんと、新婦も新郎宛てのプレゼントを同じ引き出しに隠そうとして、滅多に開けないその引き出しを開けてしまいました。そこにはあきらかに指輪の箱。そーっと閉めて知らないふりをした?…いえいえ、穂乃花さんは、わかっていてあえて同じ隠し場所に自分が買ったプレゼントも突っ込んだのです。結果同じ引き出しからサプライズプレゼントを取り出し、「忘れ物ない?」とお互い声を掛け合って旅がスタート。それでも旅先では新郎は意地でもサプライズにこだわり、新婦が居なくなった一瞬の隙にムードを作りました。ライトダウンした部屋で、キャンドルを点けて指輪を渡したのです。その一連のけなげな動きを見て、ケタケタ笑い続けたという穂乃花さん。面白過ぎて笑いをこらえきれないプロポーズだったのでした。一緒にいれば、いつもそこには笑顔と笑いがある、そんな仲の良いお二人に、これからも乞うご期待ください。

以上新郎新婦のご紹介でした。