bridalmemory~私たちの物語

ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

同級生編vol.1~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

        

 

※この記事は、是非、続く「ブライダルMCの 散歩 de 寄り道」とセットでご覧ください。


高校の同級生のお二人ですが、お付き合いは、新郎が二十歳になる二日前のこと。共通の友人、本日ご出席の福田様(仮名)のアルバイト先に2人でご飯を食べに行ったのがきっかけでした。新郎は学生時代から新婦のことが好きでした。グループで行動するタイプではなく、1人でもちゃんと輝いている姿に不思議な魅力のある女の子だと思っていました。お付き合いが始まると、彼女はとても家族想いだということを知り、更に好きになりました。一方新婦は、学生時代と今とでは新郎のイメージがガラッと変わりました。遅刻はするし、授業は寝るし、不真面目な男子だと思い込んでいたのです。それが再会してびっくり。2人でいる時の彼は、真面目で気遣いのできる優しい男性でした。そこからどんどん好きになっていったそうです。4年半のお付き合いの間、お互いの誕生日と夏には必ず旅行をし、いっぱい思い出も作りました。プロポーズももちろん旅行の中で。新郎は隠していたつもりでしたが、新婦は、そろそろかな、と予想していたそうです。だって、「プロポーズはちゃんとするから」って言ってくれていたんですもの。女の勘はタイミングさへも割り出しますよ!新郎は手紙と時計を渡してプロポーズが成功した瞬間を、16歳の自分に「やったぜ!」と報告したんでしょうか。淡い恋を抱いていた幼い少年は、今、彼女に頼られる立派な大人になりました。

 

そんな新郎 佐竹 悠さん(仮名)は、佐竹家の長男としてご誕生されました。幼少期はいっぱい叱られた記憶があるので、きっと元気な男の子だったのでしょう。小学時代から始めたスケートボードは、今でも楽しんでいます。高校時代には、自分が幼い頃習っていたスケートボード教室に先生として入り、子供たちに教えていました。高校を卒業すると公務員を目指して専門学校に進み、在学中に横浜市水道局の採用試験を受けて、みごと合格。卒業を待たず、希望の就職を叶えて社会人となりました。新婦曰く、悠さんはコミュニケーション力があって、周囲の人とすぐに打ち解けて仲良くなれる人なのだそうです。人見知りの新婦にとってはとても心強く、またいつも上手にリードをしてくれるところも素敵に思っています。新婦が落ち込めば話を聞いてくれ、体調が悪い時はさりげなく傍にいてくれる、そんな優しさに溢れている彼を信頼している新婦です。

 

その新婦、結花さんは、嶋田家の長女としてお生まれになりました。何かにはまると夢中になるタイプだった少女が幼い頃にはまったのは、階段の上り下りです。きっとそこには大人には理解できない魅惑の世界があったのでしょう。入院した際には、病院の階段をひたすら上っては降りていたそうで、付き添ったお母様や叔母様は帰れずに困りました。その他、学校から帰ってくると必ずアリエルの映画を見ていた時代も。毎日付き合わされたおばあ様には試練の時だったでしょうか?でもおかげでそれらの時間は、今、結花さんを彩る個性的なエピソードになりました。新郎曰く、結花さんは根が真面目で、仕事に対する姿勢や友達との会話の中にまっすぐな彼女がよく垣間見えるのだそうです。真面目を笑ってはいけませんが、時に人が素で行っている真面目な姿にクスッとなることってありますよね。結花さんが真面目に毎晩パジャマのシャツをインする姿は、新郎の笑いを誘っています。その他、友達には絶対に見せない面白さが彼女にはあるのだそう。一言でいうなら、「わがままお嬢様が降臨!」するのだとか。その家族だけが知っている結花さんを知る側になった、結婚とは思わぬ喜びの始まりですね。

 

高校時代「ゆいかちゃん、可愛い!」と言いまくって、言い過ぎて、「しつこいなあ、うるさいなあ」とあきれられていた新郎。それでも粘ってつかみ取った誕生日プレゼントがあります。高校2年の春、結花さんは悠さんにせがまれて、誕生日プレゼントを渡しました。それはメッセージを書いたペッツでした。その思い出は食べずに今も大事にとってあります。見ればタイムスリップするように高校生の自分に出会える、そのペッツ、実は今日、ウェルカムスペースのどこかに飾ってあります。ぜひこのあと探してみてください。お付き合い前の可愛い二人がそこにいるはずです。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。