bridalmemory~私たちの物語

ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

ブライダルMCの 散歩de寄り道【主役deホスト】

        


若者よ、驚くなかれ。

その昔、結婚披露宴ではゴンドラが出現することがあった。乗っているのは新郎新婦。一般人がまるで芸能人にでもなったかのような派手な登場を楽しんだ。もちろんそんな演出を楽しめるのだから、一般人とはいえ、裕福な家庭のご子息ではあっただろう。ゴンドラは主にお色直し後の再入場で使われた。そんな奇抜な登場をするからには、ドレスアップもそれなりに”映え”なければならない。この二人の衣装替えの中座時間が、いったん家に帰れるのではないか?と思わせるほど長かった。

新郎新婦の隣りには仲人(なこうど)と呼ばれる「二人の結婚を取り持ったご夫妻」が座っていた。取り持っていなくても誰かしら座っていた。つまりゲストに向かって座るメインメンバーはなんと4人だったのだ。彼らの使命は、新郎新婦を隅から隅まで紹介すること。呼ばれたゲストは二人の長~い生い立ちを、ドリンクの一杯も許されずに、耐えて耐えて聞くのであった。

これらの盛大な披露宴を成功させるためには、大勢の来賓客が必要であり、それを収容するためにもホテルの宴会場が使われることが一般的だった。(…らしい。ちなみに私は、その時代に司会者をやっていたほどのベテランではない。)

彼らは正真正銘の「主役」であった。我が晴れの日を、家族に祝われ、ゲストにも祝われ、誰よりも自らが祝っていた。

 

それから何がどんな順に変わっていっただろう。

今は、会場につけばウェルカムドリンクが振る舞われ、時に一品目のアミューズ(前菜)が出てくることもある。新郎新婦の登場を待たずに、久しぶりに集うゲスト同士で先に楽しんでほしいという配慮だ。

仲人(のふりをしてまで新郎新婦の隣りに座らなければならない上司)はいなくなった。2回のお色直しは1回が定番となった。引き出物はゲストへの配慮から軽めが好まれるようになった。

何より、新郎新婦自身の意識が変わったのだ。ゲストには美味しい料理を食べてもらいたい。料理の評判が良いレストランを披露宴会場として使うようになった。友人への余興の依頼にも優しさが溢れている。「緊張して座っているのは可哀想」という理由から、早めにスピーチを終わらせる進行をチョイスしたり、時には負担をかけたくないからとスピーチ・余興そのものをお願いしないという選択をする新郎新婦も増えてきた。ゲスト・ファースト…居心地の良い空間を作りたいという思いが前面に現れていることが多い。ウェルカムスピーチでも、感謝を口にする。

「今日は来てくれてありがとう」

「これまでの感謝を伝える場を設けさせて頂きました」

「集まってくれたメンバーは、日頃から僕たちが大切に思う人たちです」

謝辞ではこうだ。

「今の自分があるのは皆様のおかげです」

「皆様のおかげで、こんなに幸せな気持ちになれました、ありがとう」

決して、

「見て見てお姫様みたいな私」

「みんなで私たちを祝う最高の空間を作って」

ではないのである。テーブルラウンドする二人は、「楽しんでる?」と友人に声をかける。自分たちのために時間を割いてくれたゲストが楽しめているか?それを気にするタキシードとドレスの主役は、れっきとした主役でありながら正真正銘のホストなのだ。彼らの感謝とおもてなしの精神が、これら全ての変化をもたらしたと言っても過言ではないだろう。

最近では、あえてブライダルテーブルを取り払い、ブライダルソファにサイドテーブルというスタイルも好まれている。これなら新郎新婦もすぐに移動できるし、そもそもそのスタイルを選ぶ二人は、「私たちはここに座っているから、皆さんが順番に来てください。」なんて微塵も思っていないのだ。コロナで通常の飲み会も出来なかったここ数年は特に、この披露宴こそが久しぶりに堂々と集える同窓会としても機能していた。ならば笑い声の中心はゲストテーブルであり、主役がそこにスルリと入り込む…そんな形がベストだと新郎新婦は考えたのだ。時に、周囲に溶け込みすぎた新郎を見失うことすらある。気が付くと、誰かの椅子を奪って話し込んでいる。椅子取りゲームに負けた一人が、必ず傍で笑いながら立っている。ブライダルMCの私としても、人形のように座っているだけではなく、ひらひらと蝶が花を渡り歩くように動く二人は美しいと感じる。移動する際の立ち姿が見られるのも嬉しい。アテンド(介添え)さんは動く新婦のフォローに忙しくなるが、時にそんな黒子までも労う新婦がいる。彼女たちの好感度は抜群である。このように二人はおもてなしに重きを置いているが、それによって、自分たちも十分に楽しみ幸せを感じているようだ。

 

こうして、祝ってもらう場が、いつから感謝を伝える場になったのか。自分たちの満足のために資金を使うよりも、ゲストに還元したいと言う二人がいた。お料理のグレードを上げ、キャンドルセレモニーをカットするという。ファーストバイトよりも友人へのサンクスバイトをしたいという。そんな控えめな彼らに、時にこんな助言をする。

「日常とは違う空間を楽しみに来てくれるゲストへ、魅せる演出もおもてなしの一つ。幸せそうな二人のかけ合いを見せる、幻想的な空間を造る、これらも加えて、バランスよく実現させていきましょう」と。(だって、何もしなければ、それは本当に飲み屋の同窓会と変わらなくなってしまうわけで…)

とにかく、私が身を置くブライダルの世界では、最近の若者はシンプルに偉いのだ。見習うべき点、極めて多し。

例えば、会社では、「最近の若者は昔より忍耐力がなくなった」と古参がぼやいているだろうが、そんな彼らは、こちらの世界では尊敬に値する配慮の行き届いた人物だったりする。

 

先日、披露宴の間、ひたすら自分の髪型を気にする新婦がいた。久しぶりに見た気がした。そうそう、今でこそ珍しいけれど、その昔はそんな人もいましたよ。懐かしくて、可愛いヤツめ、などと思いながら見守ってしまった。かく言う私も、和装から洋装にチェンジした際のケバいままの自分の顔に慄いて、けっこうな比率で、メイクの失敗が結婚式の思い出を占める結果となっている。あの頃の浅はかな自分に言ってやりたい。ケバい顔で、なぜおもてなしに徹しなかったか!と。赤すぎる、今まで見たこともない唇でも、口をあけて思いっきり喋って、思いっきり笑えば良かった。最近のデキた二人を見ていると、若かりし頃の自分が恥ずかしくなるのだ…私はそんな目線で二人を見守るブライダルMCである。

お誕生日もおめでとう~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

        

平日の昼下がりにこうして集って頂いた理由は皆様ご存じですね?そうです、今日はお二人の27回目の誕生日ご披露宴です!康介さん(仮名)、穂乃花さん(仮名)、本日は、お誕生日「も」おめでとうございます!(拍手~!!)

大学入学時、学部を超えて同級生が仲良くなるための企画「バースデーライン」で知り合ったお二人。声を使わずメンバーの誕生日を把握し、誕生日順に一列に並ぶというこのアイスブレイクゲームは、見知らぬ者同士が仲良くなるきっかけによく行われるゲームです。そこで同じ誕生日だとわかれば、それはもう、単純に嬉しいですし、毎年誕生日が来れば「おめでとう」を言い合いますよね。在学中は友達だったお二人が卒業後も繋がっていられたのは、きっと12月2日が毎年巡ってきてくれたからです。そして今日という日は、これからも生涯特別な日になることでしょう。

 

そんな新郎 佐藤 康介さん(仮名)は、佐藤家の長男としてご誕生されました。新郎が小学生の頃にお父様がご逝去、そこからお母様は、二人の息子をお一人でお育てになりました。幼い頃はとてもやんちゃだった新郎、近所のマンションを使った鬼ごっこに夢中になりました。中学時代はテニス部、高校時代は軽音楽部でエレキギター、そこに、さらに康介さんらしさを付け加えるなら、テスト勉強が好きな青年でした。珍しいけれど、わかる気も致します。だって、競う相手がいたのですから!点数を競い合ったご友人も、本日ご出席頂いておりますね。友が居れば、何でも楽しいイベントです。そうやって、いろいろな世界に仲間を増やした新郎は、新婦曰く、友達がとても多い男性です。おおらかな人柄は、恵まれた友人関係を育んだようです。現在は、システムエンジニアとして働く新郎。仕事に限らず、何事も着地点を予想し物事に取り掛かるご性格です。その計画性や緻密さが生かされる職種で日々邁進しております。

 

一方 新婦 穂乃花さん(仮名)は、伊藤家の長女としてお生まれになりました。幼い頃はお兄ちゃんにくっついて男の子と遊び、妹を連れて女の子と遊び、寂しい思いなどしたことがなかったと懐かしく振り返ります。中学高校時代は美術部に所属。美術の授業で絵を描けば、穂乃花さんの絵はいつも最優秀作品になりました。文化祭や体育祭に現れるあの巨大な看板を制作したのも良い思い出です。高校入学から大学卒業までの5年間、惣菜屋でアルバイトを続けた穂乃花さん。その経験がこの柔らかな笑顔を作り上げたのか、もともとの社交性が接客業へと導いたのか、順序はわかりませんが、周りを明るくするこの笑顔こそが穂乃花さんの持ち味です。現在もその笑顔を生かして店舗責任者として働いています。新郎も穂乃花さんの豊かな表情をとても可愛く思っていて、例えば「おなかすいたよー」と限界状態で一生懸命ご飯を作っている姿などはキュートでたまりません。

 

ところで、一緒に住み始めた二人が困ることといえば、物の隠し場所ですよね。25歳の誕生日にサプライズプロポーズ旅行を計画した新郎は、ある引き出しに指輪を隠しましたが、なんと、新婦も新郎宛てのプレゼントを同じ引き出しに隠そうとして、滅多に開けないその引き出しを開けてしまいました。そこにはあきらかに指輪の箱。そーっと閉めて知らないふりをした?…いえいえ、穂乃花さんは、わかっていてあえて同じ隠し場所に自分が買ったプレゼントも突っ込んだのです。結果同じ引き出しからサプライズプレゼントを取り出し、「忘れ物ない?」とお互い声を掛け合って旅がスタート。それでも旅先では新郎は意地でもサプライズにこだわり、新婦が居なくなった一瞬の隙にムードを作りました。ライトダウンした部屋で、キャンドルを点けて指輪を渡したのです。その一連のけなげな動きを見て、ケタケタ笑い続けたという穂乃花さん。面白過ぎて笑いをこらえきれないプロポーズだったのでした。一緒にいれば、いつもそこには笑顔と笑いがある、そんな仲の良いお二人に、これからも乞うご期待ください。

以上新郎新婦のご紹介でした。

恋のマニュアル知りません~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

        


恋愛って、皆さん一人一人に違うストーリーがありますから、他の人と同じ必要なんてありません。自分らしいリズムで恋をしていけばいいんです。でも皆さん知っていますか?多くの女性は、知り合って、二人きりでデートをするようになったら、だいたい3回目のデートでこの先の意思表示「告白」を期待しているものらしいです。暗黙の恋のマニュアルってあるんですね。友人とバーで飲んでいた時に新郎から声をかけられた新婦。3回目のデートが何事もなく終わった時、思わず友人に愚痴ってしまいました。『声をかけておいて、どーいうこと!?』

一方の新郎は、4回目のデートが終わった時に、友達に相談していました。『好きな人がいて、次が5回目のデートなんだけど、告白してもいいかなあ。』そしてこの時に初めて知ったのです。『5回目って…遅いじゃん、ふつう3回目くらいで動くもんだよ』そうアドバイスされて初めて、彼女を待たせているのかも?と気づいたそうです。

 

そんな新郎 齋藤 翔平さん(仮名)は、中学高校時代のラグビー部で鍛えられたのでしょうか、辛抱強い男性です。だからと言ってはなんですが、仮に告白をしないデートが5回続いても動じないわけです!中学では関東大会に出場してブロック優勝をし、高校ラグビー部もシード校。6年間強豪チームでひたすら走り続け忍耐力を身に着けました。

真面目なご性格で体力もあるので、看護士の仕事も休むことなく頑張っています。そんな新郎のことを、一緒に暮らすまでの約1年、新婦もとても真面目な男性だと感じていました。しかし、一緒に暮らし始めて知ったのです。真面目だけど、時々ヘンなダンスを踊るということを。デートの車はいつも綺麗だったけれど、家は散らかすということを。そして一層好きになりました。あまりのズボラさに衝撃を受けたこともありましたが、オフの一面は人間味が増したようで、彼をより深く知れた喜びがありました。ちなみに、真面目な青年、小学生の頃はいたずらっ子で、他の学年の子が育てているミニトマトを食べていたツワモノです。

 

一方、新婦 森 裕香さん(仮名)は、幼い頃はお兄ちゃんと一緒にゲームを楽しむポケモン大好き少女でした。中学時代は、るろうに剣心に魅せられて剣道部に入部、高校では軽音楽部でベースボーカルをし、学園祭で盛り上がりました。そして短大卒業後20歳で幼稚園の先生になりました。毎日大変だったけれど、子供に求められ、保護者と一緒に子供の成長を楽しめるクラス担任はとてもやりがいがあって、いつかまた復帰したいと思っています。

裕香さんが、社交的で、時にマシンガントークと称されるテンポよいおしゃべりを繰り広げる女性であることは、全員一致の見解でよろしいでしょうか?加えて新郎にとっては、しっかり者の新婦と一緒に暮らす毎日は安心そのものです。自分に足りないところをちゃんと伝えてくれる点も嬉しい。そして特に声を大にして言いたいのは、意外と甘えてくるので…これがまた、すごーく甘えてくるので、そこがたまらなく可愛いんです!しっかりしていて可愛いんですか?最高ですね!

 

暗黙の恋のマニュアルに疎い新郎は、プロポーズのタイミングも、新婦にゼクシィを突き付けられたのがきっかけでした。サプライズなんて高度なことはできず、「裕香って船酔いするっけ?」と直球の質問を投げかけて横浜港出航のロイヤルウィングを予約しました。指輪も、「どんな指輪にする?」と聞いて用意しました。でもサプライズって…実は裕香さんも苦手です。おなかが痛くなっちゃうんですよね。だから二人はこのスタイルで良いのです。裕香さんは事前に酔い止めを飲んで乗船、12月のめちゃくちゃ冷たい風に吹かれて幸せなプロポーズを受けました。これからも巷の恋のマニュアルは気にせずに、二人のテンポで進んで行きたいと思います。時々は皆さんのアドバイスをお願いしますね。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。

生徒の知らない先生の恋vol.1~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

        

職員室で初めて出会った3年前の春、赴任したばかりの新婦にとって、新郎は近寄りがたい先輩教師としてそこに聳え立っておりました。社会科の教師と見せかけての実は体育教師なのではないかと思わせる風格。本能が、「近寄ってはいけない」と囁いていた気もします。けれど実際は、新郎が面食らうほどに新婦はフレンドリーに溶け込んでいこうとしました。新婦の、この先入観にとらわれない行動力が無ければ、お互いが今も本当の姿を発見することはなかったかもしれません。人は見えない一面があるほど魅力的であり、その一面が覗けた時ほど嬉しくなるものです。お二人にもその瞬間があったからこそ、今日があるというわけです。

 

そんな新郎 小林 信さん(仮名)は、きっと皆さまにとっては、ただの「しんさん」「しんちゃん」であり、あらためて本名を聞くと違和感すらあるかもしれません。ご両親に授けてもらったこの呼び名に愛されるように、幼い頃から善き友に恵まれお育ちになりました。例えば小学校時代、サッカーチームで出会った大好きな先輩が、中学バスケットボール部に転向すると、新郎も躊躇いなく先輩を慕ってバスケットの道を選びました。それは高校、大学、今に至るまでの信さんのスポーツとなり、現在は、中学校の部活顧問をするだけでなく、B級審判員としても活躍しています。このように、新郎はご自身のこれまでを振り返る時、そこには常に大事な誰かが居てくれ、今の自分を作ってくれたと感じるのです。仲間に恵まれたこと、それが新郎にとっての一番の幸せです。

根性のある強面の新郎は、もちろん新婦にとっても頼もしい安定感のある男性ですが、それだけならば皆様と同じ「信さん」ですよね。結婚を決めた女性には彼はどのように映っているのでしょう?…実は、彼に惹かれたポイントは、ずばりギャップです。見た目とは違って、意外とかわいいんです!と5歳年下の新婦に言われる信さんです。なんと新婦が近くに居ないと、どこに居るのか探すのだそうで、幼少期にママを探していた光景を一瞬想像してしまいました。それから、実は新婦のことを呼ぶ際にはかわいいあだ名があります。皆様にも教えてあげたいのですが、これを公表したら信さんは一生皆さんにイジられてしまうと思うので、あしからず非公開です。

 

一方 新婦 佐野 恵さん(仮名)は、幼い頃から、「重箱に入ったお姫様」と言われるほど大切に育てられた女性です。一度もアルバイトを経験せず、教師という職業に就きました。伸び伸びと育った新婦は、小学生の頃は地域のドッジボールクラブに所属し、大会にも出場する快活な少女でした。本日は当時からのご友人の方々もご出席くださっているようですね。

伸び伸びとスポーツをしていたのと同じくらい伸び伸びと食べていたら、高校生で体重が暗黒期を迎えます。一念発起、大学生になって約10㎏のダイエットを行ったところ、今度は大根だった足がごぼうになりました。なんと伸び伸びすぎるエピソードでしょうか。ご性格もさっぱりしていてポジティブ、明るさにもしも透明度があるならば、とても澄んだ明るさの持ち主です。新郎は、その純度を、出会った当初は幼さと感じていましたが、キャンプ場の夜空に輝く星に素直にキレイと呟く恵さんを見て、こんなにピュアな女性もいないのではないかと思うようになりました。会ったことのないタイプの女性に戸惑いながら、次第にその貴さにも気づき始めたのです。必ず誰とでも仲良くなってくれる素直な恵さんは、大事な仲間にも安心して紹介できる存在です。

 

普段はバスケットボールに忙しい新郎ですが、昨年は突然の世界の自粛ムードに、思いがけなく二人で一緒に結婚の準備ができました。しかし時間はあったのにプロポーズはしてくれません。どうやらこのまま逃げきろうという作戦のようです。けれど、忙しくても、いつもその生活の中で恵さんの存在を大事にし、恵さんのことをちゃんと考えること。それさえ守ってくれれば彼の世界を応援すると新婦は言っています。二人で交わした約束を皆様に宣言し、これより未来へ出発です。そんなお二人に乞うご期待ください。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【Have a Break スピードが違う】

ブライダルMCの Have a Break

先日、人生初めての能鑑賞に行ってきました。

学生の頃から、先生の声を子守唄として聞き、ついには、クラシックコンサートも

「ぐっすり眠れたら、それだけ上質な音色だったということ!」

なんて言い訳をするような大人になった私。

そんな私にとっては超最難関部門に位置付けて良かろう、あの能です。

 

初心者の私が、この場を借りて「シテ」や「シテツレ」について語ろうとは露ほども思いませぬ。能や狂言の良さを知りたくば、どうか専門の方が書かれた専門のページをお読みください。

ただひとつ、素人の私が言いたい感想は、

「なんて私たちは慌ただしい時代を生きているのだろう!!」

ということです。

 

能舞台の五色の色鮮やかな揚幕から繋がる橋掛りは、私の足でなら3秒で渡り切ってしまえそうです。けれどそこを歩くこと1分…それが能だと言われればそれまでなのですが、なんだか身体がソワソワしてしまいました。

そんなにゆっくり歩かなくても・・・

だって、私、お湯を沸かしながらお茶碗を洗います。駅に行ったついでに、買い物も銀行も誕生日ケーキの予約も済ませます。ジーショ君だって、テレビを見ながらゲームをしています。何か一つだけをのんびりやっている時間は毎日の中でごくわずかです。

ジーショ君含め、学生がオンライン授業を視聴する際のデフォルトは2倍速だそうですね。

会社員の方々は、こっちの仕事をしているとあっちの仕事の依頼がきて、先にそっちをやり始めたのに後からかかってきた電話に中断されている…ことでしょう。

きっと卓上メモやスケジュール帳には、To Do List が箇条書きされていることでしょう。

そんな毎日に疲れているのに慣れてしまって、麻痺してしまって、誰にムチ打たれているわけでもないのに馬車馬のように走っている自分が、突然ぽっかりと異空間に入り込んでしまった…それが私の初体験「能」でした。

この20分の1のスピードを愉しむことこそが、贅沢な時間なのかもしれません。学生時代の授業のようで、気持ちの良いクラシックコンサートのようで、でも紛れもなく初めて聞く囃子方の掛け声と笛・小鼓・大鼓の音色。これも心地良い子守唄になりそうで、(それは私流には大変な誉め言葉ではあるのですが)、睡魔にしばしば襲われるも、なにしろ初めて見るものでしたので、どんなものだったかはしっかりと見届けてまいりました。

 

根拠のない話ではあるが、有名だという一説をジーショ君が教えてくれました。

❝ 現代人の1日に目にする情報量は、江戸時代の人の1年分にあたる ❞

という話を聞いたことがありますか?

何をもって計算されたのかはわからないし、それは物の例えとして捉えれば良い話なのだと思いますが、少なくとも今回、私は彼らの20倍の速さで歩いている!と思いました。

そんなスピードで歩いている限り、道端に咲く花は見落としてしまうでしょうし、携帯をチェックしながら乗っている車窓は、最近建った大きなビルでさえ、その変化に気づかないことでしょう。

能は私に警告したのかもしれません。

ー そんなに急いでどこへ行く?

この時間があったら、原稿を1-2本書けたな…と思った私に、

ー ゆっくり歩いても、急いで走っても、あなたの人生が豊かかどうかはスピードではないんだよ。

そう耳元で囁かれた気がした昼下がりでした。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【お義父さんお義母さんへ何を伝える?】

                           

ブライダルMCの林圭子です。

新婦が結婚披露宴の締めに読む親御さまへの手紙。

お父さんありがとう。お母さんありがとう。その内容は様々で、いまだに鼻の奥がシュンとする時があります。

ところが、今回取り上げてみたいのは、その後です。よく新郎の親御さまへの挨拶が続きますよね。

 

これって、ネット上のどこかに(それも複数に)同じテンプレートが出回っているのでしょうか。いつも言い回しが同じで、おかげで私はオウムのように誦じれるようになりました。

 

『そして◯◯さんのお義父さんお義母さん、初めてお会いした時から、温かく私を迎えてくださり、ありがとうございます。至らぬ点もあるかと思いますが、これからどうぞよろしくお願い致します。』

 

うん、悪くはないのですが…自分が新郎の親だったら…

もう一声!貴女らしい言葉で言ってくれたら嬉しいなあ。

 

例えば、

 

◆ お義父さんと焼酎を呑み、お義母さんと日本酒を呑むのを楽しみにしています。(お、酒豪だね、新婦!)

とか、

◆ お義父さんとお酒を呑み、お義母さんとスイーツを食べるのを楽しみにしています。(お、両刀使いだね、新婦!)

 

なんてイイなあ。

ここはクスッと笑えても上質な手紙になるというものです。自分の親への回顧と感謝でしっとりした後に、明るい未来を連想させてくれるし、個性も光って印象的です。

 

それ以外にも、

 

◆ ◯◯さん(新郎)の親孝行を一緒に楽しむ妻になりたいと思います

◆ お義父さんとお義母さんのような楽しい夫婦になりたいです

◆ 本当の娘のように接して貰えてとても嬉しいです

 

なーんて言われたら、忘れられないフレーズになりそうですよね。

もちろん、こういうプラスひと言…を添えている新婦さんも大勢いらっしゃいます。

 

これらは一例で、何でも良いのです。

何でも良いのですが、百万回使われているようなテンプレを、ちょっと崩すところから始めてみませんか?

結婚披露宴・ウェディングパーティの『自分たちらしさ』って、意外とこんな言葉たちが作り上げていくのだと思います。

 

どんな余興を入れようか?…進行上のセレモニーも大事なのですが、それだけでオリジナリティが作られるものではないということを、言葉たちが意外と活躍するのだということを、声を大にして伝えたいブライダルMCなのです。

 

可愛いリードもいいじゃない!?~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

 

                             


今日皆様に一番にご紹介したいのは、お二人の間に流れる、素直で気負いのない、この雰囲気です。

人はどんなに自然でいようと思っても、ちょっと背伸びをしたり、ちょっと飾ってみたり、つい格好をつけてしまう生き物ですよね。けれどお二人が一緒にいる時、そこにはそのような気負いがまるでありません。お互いが一番普通な自分を相手に見せ、その姿を受け入れている関係と言ったら良いのでしょうか?受け入れるという表現でさえ適切ではないかもしれません。許すとか許されるとかではなく、ただ普通にいつもの自分で居て良い場所、それがあなたの隣だった…そういう雰囲気をお二人ともが持っているのです。

あゝそれは居心地が良いはずだ、あゝそれは結婚しようとなるはずだ、きっと皆様もそう感じてくれることと思います。

 

新郎 堀田 貴裕さん(仮名)と、新婦 岩崎 花さん(仮名)が知り合ったのは2年半前の11月22日「いい夫婦」の日。本日ご列席の新婦のご友人 井上様(仮名)のナイスアシストにより出会いました。

初めて一緒に食事をした日に交わした、再会を願う社交辞令「また飲みに行きましょう」という言葉は、何度も使ったことがありますが、本当にもう一度誘ってもらったのは初めてでした。

…と語るのは新婦ではありません、新郎です。つまり誘ったのは新婦です。

何度もデートをしたけれど、つきあっている確かな証拠がないため、「あなたのこと、友達に紹介してもいいのかな」と聞いたのも新婦です。この確認により、お二人の生活に、「お付き合い」という名前が付きました。

「30代のうちに結婚したいです」と酔ってラインを送った素直な新婦。プロポーズはちゃんとしてね、と言われて、翌日すぐにプロポーズをした、こちらも大変素直な新郎。ただし歯ブラシを加えたままプロポーズをしてしまったので、後日やり直しとなったナチュラルすぎる新郎。このように主に新婦が発信して、新郎がOKする…そんなやりとりの多いお二人ですが、実は花さんは追いかけられるのが苦手なので、自分から誘うこのスタイルがとても居心地が良いのです。

つつくと願いをかなえてくれる、包容力バツグンの貴裕さん。その距離感と二人で作るリズムが、自然体の花さんを引き出し、自然体の貴裕さんを肯定します。

 

和歌山県のミカン農家に育ち、毎日働く両親の姿を見続けた新郎。忙しくも時間を作っては旅行にも連れて行ってもらった…その思い出の尊さがわかる大人になりました。自由な発想で、遊び場ではない場所を使って伸び伸びと遊んだ少年は、今、仕事にプライベートに何でもチャレンジし、へき地での仕事も前向きに取り組みます。見知らぬ国で床屋にも行きますし、一人でぶらりと散歩もします。自分に与えられたチャンスや環境を受け入れる力、楽しむ力、それこそが、まさに新婦が魅力的に感じている貴裕さんの長所です。

 

海外転勤の経験が長く、学校に慣れた頃には転校するスタイルを繰り返した新婦。小学生の頃は友達の輪に入るのが苦手でした。しかしその試練は、何回も繰り返すことで克服しました。そして慣れただけではなく、輪に入る前の不安がわかるからこそ人に与えられる、話しやすい雰囲気を身にまとった女性となったのです。この何を話しても、どんな自分を見せても、変わらない眼差しを向けてくれる安心感…これこそが、新郎が感じる花さんの長所です。

 

ずっと昔から恋人同士だったような雰囲気のお二人ですが、実はまだ出会って3年目。語り合うほどに絆を深めて変化していくはずです。二人のゆるりとした時間はきっと豊かな未来を作ることでしょう。これからのお二人にたくさんご期待頂きたいと思います。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【根掘り葉掘りタイム②】

       

 

ブライダルMCの、勝手に命名『根掘り葉掘りタイム』

第2回目は、思い出リサーチ編です。

 

時代を超えて活躍する、ユーミン こと 松任谷由実さん。

その昔、街で女の子に声をかけてお茶をしながら恋愛体験を聞き、それが作詞活動に使われている…なんて噂を聞いたことがあって。それはそれは憧れました。

私も、表参道辺りで声をかけてもらえないかなあ、なんて。

(表参道にも行かないし、聴かせるネタも持っていない女でしたがね。。)

あの時憧れたのは、聞かれる側。自分の物語が歌詞になるなんて!それをユーミンが歌ってくれるなんて!最高に素敵!!と思ったわけです。

 

でも今は、聞く側に憧れています。

そして似たようなことをできたら良いなあと思って日々頑張っています。

 

打ち合わせ時は、できれば使えないネタまで教えてもらいます。

「あの司会者、知り合い?」ってゲストに思ってもらえたら大成功なので、ぜーんぶ教えてください!とお願いします。

 

最初は好きじゃありませんでした、とか。

元カレと別れるまで待っていてもらいました、とか。

プロポーズはしてもらっていません、とか。

 

婚活サイトで6人目でした、とか。

20歳も離れていて、旅先で親子に間違われ悲しいです、とか

結婚しても一人の時間重視で、思い出の数が仲の良さとは思えないんです、とか

 

出てくる、出てくる、根掘り葉掘りタイム。

 

言うまでもなく、面白いエピソードや感動的なエピソードは、そのまま使えます。

でも、いやいや人生ってそんな綺麗ごとばかりじゃないでしょう?

体育会系の部活動をしていて、いったい何人の人が輝かしい戦績を持っています?

そもそも部活って何パーセントの人ががんばっています?

放課後にダラダラ、するする!

 

部活動だけでなく、日常は意外と平凡で、言えないことも多くて。

でも、そこからでもストーリーを作るのが私の仕事だと考えています。

 

こういうネタは文章の中で直截的には使わないことも多いです。

でも「使えていない」わけじゃないんです。

新郎新婦のことを伝えるニュアンスに必ず活きていると信じて、今日も根掘り葉掘りしています。

そして貴方の結婚式当日が無事お披楽喜となりましたら、きれいさっぱり忘れます!

この先の幸せだけを信じて!!

 

司会者との打ち合わせの前には、是非、誇れる思い出だけでなく、さまざまな角度からの思い出を探していらしてください。

・恥ずかしい、でも笑ってもらえる思い出

・これは使えないと思うような普通の日常

そんなことも教えて欲しいです。

そして、「やったこと」よりも「その時に感じていたこと」を教えてください。

思い出って、そういうことだと思うのです。

 

根掘り葉掘りタイム①人物リサーチ編はこちら

 

bridalmemory.hatenablog.com

 

ブライダルMCの 散歩de寄り道【根掘り葉掘りタイム①】

       

ブライダルMCの 林圭子です。

 

ご紹介文を書く際は、全て新郎新婦から直接聞いた情報が元になっています。

 

勝手に命名『根掘り葉掘りタイム〜!』

 

私との打ち合わせには、「ついにやってきました、根掘り葉掘りタイム!司会林は、この時間を楽しみに本日やって参りました!」という時間があります。

(打ち合わせ時間が長いので会場スタッフに迷惑をかけています…汗)

 


この時間を両者楽しく過ごせるか?…これがとても大事です。

今日は、人柄リサーチ編です。

 

時々、謙虚で好感度はとても高いのですが、原稿に使えないケースがあります。

赤裸々のベクトルが少し違う方向に向いていることもあります。

 

・性格は飽きっぽくて何事も長く続きません

・父は短気で、いつも怒られていました

・お相手の魅力は?…顔です

 他には無いでしょうか?…顔、かな・・・(隣りに座っているお相手、苦笑い)

 


などなど。

そんなループが止まらない時は、こう言います。

「これ言って、私、親御さまに殴られませんかね?」

笑いがおきます。

(時々、青あざ覚悟で笑いを取りに、そのまま使うこともありますが!)

 

通常は、

”短所は長所の裏返し”

それをモットーに、言い換えさせて頂きます。

 

・性格は飽きっぽくて何事も長く続きません → 好奇心旺盛で、いろいろなことにチャレンジしてきました

・父は短気で、いつも怒られていました → 厳しいお父様の子育ては、打たれ強い新郎を作り上げました

・お相手の魅力は?…顔です → 言わせてください、なんて彼女は可愛いんだ!この顔でお願いされたら、何でも叶えてあげたくなっちゃうからツラいです

 

などなど。

― 過ぎたるは及ばざるが如し

強烈な長所は時に毒を持ちます。

そこで短所もまた、見方を変えれば長所にもなるというわけです。微調整して良さを引き出します。

 

ちなみに個人的には中庸に美を感じる私。

・普通です

なんて、最高の褒め言葉です!!

この言葉の料理はとても楽しいです。

 

でも願わくば、司会者との打ち合わせは、就職面接と同じポジティブさで。司会者が言い換えるのではなく、使えるワードが自分達から出てきたら、もっともっとお二人らしい紹介に近づくことができるんですよね。ぜひ自分の言葉で語ってみてください。

 

司会者との打ち合わせは一期一会です。

「私は気が利いて友達を大事にする人間です」

「私は何事にも粘り強く、周囲の信頼も厚いです」

そう言ってみてください。

司会者は、未来まで追いかけて

「あの時自分で褒めまくっていましたよね〜」なんてイジったりしませんから。

 

そして重要なのは、それをお相手が聞いているということなんです。

ちょっと恥ずかしいかもしれないけれど、聞いたお相手は、褒めポイントをゲットしたようなものです!つまり自己評価=そこを褒めてあげたら喜ぶんです。これから先ずっと喜ぶんです。

 

だから自分で自分の長所を語るというのはとても大事な作業です。

お相手から見た印象も大事ですが、私は同じくらい自己評価も大事にしたいと思っています。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【欠けているからこそ】

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今宵もうすぐ、月食が始まりますね。

惑星食とのコラボは442年ぶりとか。

一般市民の私としては、そのレア度を重視してワクワクしていますが、ブライダルMCとしては、ちょっと違うことを考えたりします。

それは『欠けていくことに』『その後満ちていくことに』美しさを感じるのは何故なのだろう…という点です。

 

まずは『満ちていくこと』に…

私の前に現れる新郎新婦は、圧倒的にお互いが足りないものを補い合うお二人が多いです。

静かな人には社交的なお相手が、心配性な人には「大丈夫だよ」と言ってくれる人がちゃんと寄り添っているから不思議。

逆もまた然りです。社交的な人の隣りには、ホッと休める場所を届けてくれるお相手が、「なんとかなるさ」と楽観的な人の隣りには、几帳面に物事を進めるお相手が居るものです。

 

自分自身が欠けているからこそ。

お相手が自分には無いとても大切な要素を持っている人だと気づき、魅力的に感じるのでしょう。打ち合わせで眺めていても、パズルピースの凸凹のように相性の良さを感じます。

そんなコラボで、今ある状態よりも更に満ちて行くことは、なんて幸せなことでしょうか。

二人は一緒になり、満ちて行くことを楽しんでいる真っ最中です。

 

一方で『欠けていくこと』について…

結婚打ち合わせという人生最高潮のステージに現れたお二人には(これから結婚式を迎える新郎新婦には)、決して言えませんが、結婚はきっと満ちていくだけではありません。

あまりに近づいた二人は、お相手の存在で「欠けていく自分」にも出会うことになるでしょう。簡単に理解できることだけでも、自由に使えるお金は減るし、人前でイイとこ取りされるし、お風呂の温度設定ひとつ取っても譲り合い・せめぎ合い。どちらかが必ずグッと堪える場面が出てきます。

 

『満ちていくこと』は誰にでも気持ちよく映り、『欠けていくこと』はこうやって言葉にすると全く素敵なことではないのに、でも私たちは満ちていく月の前の欠けていく月も美しいと思って眺めます。私は、そこに私たちの営みとの関係性を見出したいと考えます。

 

今宵もし、月食の前半『欠けていくこと」を見逃したら、私たちはきっとがっかりするでしょう。満ち欠けはセット商品。欠けていったものが満ちるからこそ美しいのです。

又、最初から月食を見ることが出来た人が、『欠けていくこと』を美しいと思って眺められるのは、その後に満ちることを知っているからでしょう。一見欠けているようでも、実際の月は何も失われていないという安心感もそこにはあるかもしれません。

 

私たちの人生もそのように送ることができたら…

結婚をして、私が、私という自由や、私というアイデンティティを失い、欠けてしまったと思っても、欠けたからこそ満ちるチャンスが生まれたとは思えないものでしょうか?

月のように厳かに欠けていくなんて到底できないけれど、私自身は何も失われていないということに堂々として、甘んじて欠けていけたらと思います。

その姿は実はとても美しく、その後必ず満ちる自分とセットして、何十年後かに眺めた時、それはとても美しい満ち欠けになっていることと思います。

打ち合わせでは言えないけれど…結婚は満ち欠けの始まりです。何も変化がないよりよっぽど幸せ!と思って楽しんでください。私も楽しみます。

ブライダルMCの林圭子でした。