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ブライダルMCが作る物語風プロフィール紹介

ブライダルMCの 散歩de寄り道【ファーストダンスを知らない日本人】

       

     

        

ブライダルMCの 林圭子です。

今日は金曜日の平日でしたが、夕刻からみなとみらいのウェディングパーティに行ってきました。

新郎がアメリカ人だったため、ゲストにも外国人が多く、英語と日本語が飛び交う賑やかなパーティとなりました。

 

日本の結婚披露宴ではなかなか見られない、『ファーストダンス』

これは本当に素敵です。皆さんはご覧になったことはありますか?

ファーストダンスは、海外のパーティでは伝統的なセレモニーです。新郎新婦が夫婦となり始めて踊るダンスということから“ファーストダンス”と名付けられています。

Please gather in the dance space to see the bride and groom’s first dance.

そう声をかけると、ゲストが大理石のダンススペースに集まってきました。

 

最初はムーディーな1曲から。新郎新婦が頬を寄せて踊る姿を、ゲスト全員が囲むように輪になり見守ります。口笛や指笛なども時々聞こえ、二人を盛り上げます。

途中で、新郎はお母様を、新婦はお父様をダンススペースに招き入れ、ペアを代えて踊りだしました。

 

日本の結婚披露宴では、親御さまはお酌に忙しくとも決して目立たず、裏方に徹する雰囲気がありますが、海外は違います。家族が一番喜んでいることを、会場の全てのゲストが認めているのです。お祝いの中心に家族がいます。

 

お二人が仲良く踊る姿を見れば、ゲストは二人の幸せな未来が見えてくることでしょう。

次にお二人がお父様お母様と踊る姿を見れば、一層温かな気持ちになることでしょう。

練習をしたわけでもない親御さまとのダンスは、少しぎこちないものです。

それが、次への合図です。

2曲目の定番はアップテンポの明るい音楽。

「あれくらいのダンスで良いなら、私も踊ろうじゃないか!」

親御さまのダンスを見て気が楽になった?ゲストたち。

お酒も入って陽気になっているご友人たちが我もとダンスホールに入ってきました。

もうすぐ小学生になるくらいの男の子も、果敢にホールに登場。

新郎に手をひかれ、堂々と踊っていました。可愛さとカッコよさのスパイスがたまらなくズルいww

囲むように見ているゲストの方々も、中央にこそ躍り出ませんが、その場で身体を揺らして思い思いに楽しみます。

会場の中の老若男女、誰一人として笑顔でない方はいらっしゃいませんでした。

 

それほどに、ファーストダンスの威力はすごい!!

幸せの一体感が半端ないのです。

この風習、日本のパーティにも自然と浸透してくれたらいいのに…と思います。

とはいえ、自分の結婚式だったら?

「完全に身体が硬直しますね…」

音響さんと一緒に、自分のパーティだったらと想像した結果、

ハードルの高さに苦笑いでした。

 

ああ、早くファーストダンスが日本の結婚披露宴の定番にならないかな。

だって、パーティですよ!?

せっかく久しぶりの仲間が集まるのです。

楽しみ方を進化させるべく、研究していきたいものです。

 

日付が変わってしまいました。

それではまた。

 

 

 

ブライダルMCの 散歩de寄り道【Have a Break 地球の公転速度】

         

ブライダルMCの 林圭子です。

結婚披露宴で、お二人の物語を作成し紹介しています。

結婚式司会者が「プロフィール紹介」の場面で読み上げる原稿なのですが、

私の作るご紹介原稿には、生年月日や学歴職歴はありません。

『ねえ知ってた?とっても素敵な二人なんだよ!』

新郎新婦のそれを伝えたくて、

ただそれだけを伝えたくて、

唯一無二のストーリーを目指して今日も書いています。

 

これまで、実際にご披露宴内で披露した原稿を数本紹介させて頂きました。

これからも、少しずつアップしていくので読んで頂けたら嬉しいです。

 

これまでの記事bridalmemory.hatenablog.com

 

それにしても、すっとプロフィール紹介ばかりアップするのって、つまらないかしら。。そう思って「散歩de寄り道」も挟みつつ進めてはいるのですが…

 

これまでの「散歩de寄り道」

bridalmemory.hatenablog.com

 

しかし私も、24時間こんなことばかり考えているわけではないのです。言わずもがなですけれど…

時々、Have a break でも?

全く結婚式と関係ない話!思い切って、失礼します。

 

地球って、時速約11万キロメートルで公転しているって知ってました?

これって常識なんですか?

 

私には専属の辞書君(通称ジーショ君)が居るのですが、ジーショ君に最近教えてもらいました。もう、びっくりです。ジーショ君は私が知らないことにびっくりしていましたけれど…

 

だって、車だって時速100キロを超えれば、ちょっとチャレンジしているな…って思うじゃないですか。それが時速11万キロメートルですよ。たとえ走っている場所が広大な宇宙とはいえ、実際にそれだけの速さで動いているってことですよね?その上に乗っかっているってことですよね?今、私の頭の中で、マンガみたいな自分が地球にかじりついてブッ飛んでいます。

今宵も辺りは静かに夜が深まっています。とても信じられません。

 

ジーショ君は、私に不思議な話をいっぱいしてくれます。

私はそれをいつも頭の中で映像化して楽しみます。

でも私はたいてい聞いてもすぐに忘れてしまいます。

そんな私でも地球のスピードだけは忘れられそうにありません。

11万キロメートルが貴方の脳裏にも焼き付きますように!

 

ブライダルMCの、Have a break でした。

 

ネトゲ・ソシャゲを侮るなかれ~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

                       

 

お二人は職場の同期として出会いました。新しい環境は誰にでも新しい出会いを用意してくれますね。しかし、そこから深く知り合うためには、共通点が必要です。時代とともに形は変われども、それは昔から普遍的なことではないでしょうか?

お二人のその入り口は、同じ携帯ゲームをしていたことでした。恋心はまだ芽生えていないある日、新郎は、勝手に新婦の携帯を使ってそのゲームで遊んだのだそうです。しかも彼女が何日もかけて貯めたゲーム内のハートマークポイントを全部使ってしまったのです!なんということでしょうか!?携帯ゲームのご経験のない人は、どうぞ貯金やお店のポイントカードを想像してください。せっせと貯めた物を誰かに使われてしまった悲しさ…。しかし新郎は善良な人でした。なんとその日からコツコツと、二人のゲームを繋げては、ゲーム内で律義に返してくれたのです。何を返してくれたかって?そう、ハートマークポイントです。定期的に送られてくるハートのマーク。これはもしや、「リアルにハートを送っていたのか」という疑惑が出て参りました。どちらにしてもこれが交際へと発展。そして今日を迎えたのですから、あのハートマークが本物の愛になったのは間違いありませんね。

 

そんな新郎 津村 陽介さん(仮名)は、津村家の長男としてご誕生されました。二人の弟様との男3兄弟。ご家族揃って毎年夏にはお父様のご実家がある三重県へ行き、海で遊びました。幼い頃に空手やサッカーも習いましたが、中学から始めた剣道は、大学卒業まで長く続けました。陽介さんが真面目で粘り強い男性にご成長されたのは、剣道のハードな練習に打ち込んでいたことと関係していそうです。幼い頃とは打って変わって無口になったのもそのせいでは?…とは、ある日のお母様の呟きです。新婦曰く、陽介さんは、いつでも穏やかさが変わらない、感情が平らかな人。それは隣に居るものとして、とても安心できますし、それこそが優しさであると考えています。大きなケンカはありません。なぜなら新郎のこの安定感をもってすれば、大ごとになる前にさらっと流すことができるからです。

 

一方 新婦 麻実子さん(仮名)は、太田家の一人娘としてお生まれになりました。幼い頃、本をいっぱい買ってくれたお父様とお料理上手なお母様の愛を一身に受けてお育ちになりました。お母様が誕生日に作ってくれたウサギ型のケーキは特別な思い出として今も麻実子さんの胸の中にあります。小学校卒業のタイミングでお母様に誘われて、親子二人のオーストラリア留学が始まります。オーストラリアは自然が豊かであるばかりでなく、様々な国の人が集まってくる人種も豊かで刺激的な国でした。それが新婦の肌に合っていたようで、中学3年生からは一人寮生活をしながら高校卒業までを過ごしました。帰国後、こちらの大学を卒業し、新郎と同じ会社に入社したわけです。そんな歴史が新婦を作り上げたと言っても過言ではないでしょう、麻実子さんはとても朗らかで、誰とでも打ち解けられる能力に長けています。新郎を静謐な水のほとりに例えるなら、新婦はその周囲に花を咲かせる暖かな風。そんな彼女の明るさや面白さに新郎は惹かれました。まるで二人で一つのオアシスを作るような調和を感じます。

 

6年ものお付き合いを経てプロポーズをした新郎ですが、実はもっと前に言うつもりでした。ちょうど結婚を考えた時、1年間の長期出張が決まり、新郎は機を逸していたのです。そんなことなど知る由もない新婦が、偶然先輩からもらった結婚情報誌を新郎に見せたのが6年目。ここから新郎が動き出します。その場では無反応を装っていた新郎が、一晩で決意しました。そして次の日、実は新婦は腹痛で絶不調だったのですが、二人で正座をしてプロポーズをしてもらったのでした。ハートポイントの受け渡しから始まったお二人は、これからもずっとお互いの愛を送り続けます。どうぞそんなお二人に、皆様のハートポイントも末永くお送りください。

 

以上新郎新婦のご紹介でした。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【ネトゲ・ソシャゲ・婚活アプリを侮るなかれ】

        

 

ブライダルMCの 林圭子です。

毎日学校に通っていた頃、登校が面倒くさいな…なんて日が確かにありました。

社会人になると、もっと、休みたいな…なんて日が増えました。

それでも頑張って行ったのは、待っていてくれる友や好きな人が居たからかもしれないし、単にズル休みができない小心者だったからかもしれません。

それから暫くして、そんな強制力のある新しい集まりの場が無くなって、

そして初めて気づきました。あゝ、出会いのチャンスが激減したな…と。

 

私の前に現れる新郎新婦を大きく二つに分けるならば、

学校・職場・アルバイト先・オフ会などで出会った二人

と、

婚活アプリ・SNS・ネットゲームなどで出会った二人

になるでしょうか。

そして、後者の方々は、最近まで、

「これは言わないでください」と仰ることが多かった気がします。

けれど、最近は、こちらの市場が活況だと言って良い気がしてきました。

もちろん危ないケースもあるわけで、十分に注意をしてほしいと思いますが、隠したいと思うような出会いではなくなった、もしくは、そうなりつつある時期に差し掛かってきた、と感じます。

 

前述で大きく二つに分けてしまいましたが、これらは融合することも多いです。

「勤務先も同じですが、お付き合いに発展したのはゲームのおかげでした」

次の投稿では、そんなお二人を紹介したいと思います。

 

私は若い頃、「生身の私を自然と好きになってもらう出会い」に憧れましたが、身近にいる人の良さを知って好きになるという点で、同級生もネトゲ仲間も婚活アプリも変わりはないと気付きました。

ただ、必ず実物と向き合い、恋愛する時間を十分に取って欲しいなあとは思います。

結婚しても、きっと一緒にゲームもするけれど、一緒に食事もするでしょう?

出会いの入り口なんて、なんだって良いし、そこに優劣はないけれど、その後の二人の積み重ねは、なんだって良いとは言ってあげられません。

十分に誇れるお付き合いをしていれば、それにくっつけて、堂々と、

「お二人は婚活アプリで出会いました」と宣言できます。

そんな時代が早く来るといいなあと思います。

そしてそれは、もうそこまで来ている気がします。

 

私は始めています。

「お二人はマッチングアプリでぴったりマッチした強運の持ち主です」

と。

広がれ、自由な世界!!変えていけるのは、これから結婚をする皆さんです。

 

 

 

ブライダルMCの 散歩de寄り道【親の目線、子の目線】

        

ブライダルMCの 林 圭子です。

幼い頃から事あるごとに言われ続けた思い出話ってありませんか?

自分にとっては取るに足らないエピソードでも、親御さまにとっては印象深い…そんな話を掬えていない現状に、もどかしさを感じたりします。

 

「新郎はバドミントン部に所属していました」

ということよりも、実は、

「新郎は幼い頃からレゴブロックが大好きで、作る作品は全てシンメトリー。この子は天才か?と思いました」

なーんていう方が、本当は重要だったりするのに…

私にはその情報が入ってこない。。

とても残念です。

 

ですから、司会者との打ち合わせの前には、少しでも

「俺ってどんな子だった?」

と親御さまに質問して、

それから打ち合わせに臨んでくれたら嬉しいなあと思います。

 

「天才か?と思いましたが、ご覧ください!いたって普通の好青年に育ちました!

アインシュタインにはなれなかったけれど、でもこんなに幸せになれました。

ここにいらっしゃる皆様、普通を続けることが、いかに大変かご存じですよね。

それは平穏という言葉の同義語だからです。」

などと続けられたら最高ではないですか?

 

隠れた自分を再認識!

その後生まれてきた我が子が同じことをした日には、遺伝子の神秘に感動せずにはいられません。

子供も普通には生まれません。普通にも育ちません。

それはそれは大変な、親御さまの努力があってのことなのです。

普通を勝ち取った君へ。

”特筆すべき瞬間”と、

そして今の”普通”を、誇らしく語るべきです!

親族パーティ~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

                       

 

「子育ては、子供の人数が多いほうが大変」…などと考えてはいけません。新郎 川田 司さん(仮名)は一人っ子ですが、それはそれはやんちゃで、わんぱくな少年でした。保育園時代の体育館でのお昼寝は、もちろん寝ずに先生の手を焼かせ、小学校では、廊下に立たされるだけではなく、机ごと教室から出されました。いたずらだけではありません。家で飼っていたカブトムシは100匹単位。大きなケースが何個も並び、その中には、あの幼虫が何百個も…考えただけで気が遠くなります。中学高校時代はテニス部に所属。毎日朝練があり、早起きをする息子以上に早く起きていたのはお母様でした。たった一人ではありますが、パワーの要る子育てだったことが伺えます。

…ここで、やんちゃな男の子を育てる全国の親御様に朗報です。このような幼少期のエピソードを持つ新郎の、「現在」をご覧ください。仕事には一生懸命取り組み、お人柄は冷静で、いつでも変わらぬ穏やかさを持つ男性、それが現在の司さんです。個性を尊重し、伸び伸びと育てられた男の子は、このように変身するのだと、新郎が身をもって私たちに教えてくれているような気がいたします。新郎と新婦は同い年ですが、新婦曰く、相談をすれば真剣に耳を傾け、良いアドバイスをくれる頼れる存在であり、お皿洗いなどの家事が得意な優しい旦那様でもあります。海釣りが趣味の新郎は魚もさばけますので、月に1回は新鮮でおいしい魚が新婦は食べられます。

 

一方、新婦 新倉 園子さん(仮名)は、4人兄弟の末っ子で、お兄様、お姉様のうしろを追いかける、甘えん坊な女の子でした。例えば、兄(きょう)妹(だい)の企画はお兄ちゃんお姉ちゃんが考え、妹はそれについていく…新婦が今でも変わらず安心して甘えられるのは、お兄様、お姉様が幼い頃からそれを許してくれたからですね。もちろん、妹の特権が羨ましかったこともあったでしょう。けれど兄(きょう)妹(だい)の優しい関係に守られたからこそ、園子さんはこんなに素直で頑張り屋な女性に育ったのだと思います。園子さんが居ると場の雰囲気がふっと和むのだと新郎が教えてくれました。彼女の笑顔に惹かれたという新郎、その、人を落ち着かせ、明るい気分にさせてくれる笑顔は、幼い頃からの愛された環境が作り出したものに違いありません。園子さんの魅力を新郎に質問したところ、いくらでも挙げられるようで、回答が止まりませんでしたので、相当園子さんのことが好きらしいということと、料理が美味しくて大満足、好物は豚汁という点を加えさせていただきましょう。

 

初めて会った時から、小さくて可愛いな、と思ったという新郎。初対面で彼の優しさを見抜いたという新婦。好印象でスタートしたお二人のお付き合いは、3年目で結婚を意識し、プロポーズへと進みました。クリスマスのプロポーズをリクエストはしましたが、その内容はサプライズだった2021年12月25日。新郎が手紙を用意して読んでくれ、その姿に新婦は目を潤ませました。照れ屋な彼が頑張って手紙を書いてくれた…そのことに、愛されていることを実感した瞬間でした。

そんなお二人、これから「明るくて温かく、笑いの絶えない家庭」を目指したいそうです。言葉にすればシンプルですが、努力無しでは得られない未来です。どうか皆様には、お二人が、目指す未来へと進んでいる様を、見守って頂きたいと思います。

以上新郎新婦のご紹介でした。

小さな森のオーナー~結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

                         

 

どんなに順調にお付き合いをしていても、プロポーズとは緊張するものですか? 「その通り」と、共感してくださる方も多そうですね。

新郎は3泊4日の旅行でプロポーズを考えていましたが、旅の途中で断られてはその後が辛い…そんな万が一のことを考えて、なんと帰りの彼女の自宅前まで告白できませんでした。しかもこの旅行中には、ゴーサインがあったにも関わらずです。

実はこの旅行中、最初に訪れた石垣島で、新婦は素敵なペアのマグカップを見つけました。心を惹かれつつも、買わずに眺めただけで、少し後悔をしていました。するとなんと、最後の沖縄本島の宿泊先で、全く同じカップが出てきたのです。この偶然の再会には運命を感じました。新婦にはマグカップからの声が聞こえたことでしょう。「私を買ってください」と。もちろん新婦はコーヒーを飲み干すとすぐに購入しました。「いつかのために買うね」とつぶやいて。「いつかのため」…それは新郎との未来を見ている人にしか言えない言葉です。この言葉さえあれば、新郎、きっと旅行中の輝く海辺でプロポーズできましたよ。でも経験された方にはわかりますよね。それでもドキドキしてしまう気持ちが。たとえ、このあと彼女が即答することがわかっていても…です。

 

そんな新郎 桑島 瑛太さん(仮名)は、桑島 敬太様・由希子様(仮名)ご夫妻の長男としてご誕生されました。幼い頃は泣き虫で、お化けが怖くて一人でトイレに行けず、3歳下の弟についてきてもらったお兄ちゃんでした。中学高校時代は陸上部に所属、800メートルで、新潟県代表として全国大会に出場しました。趣味は釣りやキャンプ、旅行というアウトドア派にご成長された新郎、実はスパイスからこだわりのカレーを作る料理上手な一面もあり、カメラも握ります。新郎の優しさに惹かれた新婦いわく、瑛太さんは、新婦の心配性をカバーしてくれるポジティブ思考の持ち主で、いつも「大丈夫だよ」と励ましてくれます。体調を崩した時や、日々の家事、結婚式に向けてのダイエットまで、新婦の状況に合わせていつも寄り添ってくれるその優しさに、絶大なる安心感を寄せている新婦です。

 

一方 新婦 瑞穂さん(仮名)は、野川 勝正様・瑤子様(仮名)ご夫妻の長女としてお生まれになりました。5歳離れた妹との二人姉妹です。のんびりとしたよく食べる女の子は、気が付けば体重82キロの女子中学生になっていました。しかしその中学時代にあっという間に30キロの減量に成功。今やご覧の通りの美しさですが、新郎との初デートにもリクエストしたほどの大のピザ好きです。ピザ、太ります!新郎は今後のデートプランにお気を付けください。

小学生の頃からイラストを描くことが好きで、今では、レザー、アクセサリーなど物づくり全般が得意な芸術肌の女性となりました。だからなのでしょうか、ご性格もこだわりを大事にする職人気質な一面もあり、転じて家計も安心して任せられる几帳面さを兼ね備えています。瑞穂さんは、大好きな水族館には年間パスポートを使って通い、好きな動物もずっとふくろう一筋という一途さの持ち主です。好きなものをとことん愛するこの没頭ぶりで一番幸せなのは、実は魚でもふくろうでもない、新郎ですよね。この先、このテンションで没頭してもらえるのですから。羨ましい限りです。

 

ではアウトドア男性と物づくり女性の接点とは…実は新婦は子供のころからご家族でキャンプ経験があり、なんとキャンプが大好きなのです。皆さん、もし、お二人のこんな森があったらどうでしょう?料理上手なお二人がキャンプをします。魚に詳しい釣り人と小さな水族館が待っています。上手に写真も撮ってくれます。ウッドクラフトなんかの体験教室もできますよ。予約したくなりませんか?どうやら二人の趣味は融合してこんな世界を作り出せる力を持っていそうです。お互いの優しさに惹かれあい、どんな些細な思い出も大事にしてくれる温かな女性と、何事も前向きに進むことができる男性がオーナーです。お二人の作るこの温かな世界に、どうぞ足をお運びください。

以上新郎新婦のご紹介でした。

 

ブライダルMCの 散歩de寄り道【最近の男性たち】

        

 

ブライダルMCの 林 圭子 です。

新郎新婦との打ち合わせをしていると、「最近変わってきたなあ」と思うことがあります。

それは、男性の家事参加の姿です。

 

昔はね、「新郎はとても優しい男性で、家事も手伝ってくれます」なんて書いていたわけですが、今は…

 

『家事参加してくれます』

とすら書きません!

 

「してくれます」っていうのが、ちょっと違う。「家事参加してあげている」わけじゃあないのでね。

 

『積極的に家事もし、得意分野はお風呂洗いとゴミ出しです』

とまあ、こういう表現に変わってきました。

 

新郎新婦の親世代は、ちゃんとこの変化についていけているのかな…なんて、勝手に心配したりして。お父さん、お母さん、「おーい、お茶」時代はとっくに終わっていますよ!

 

私も息子を育てています。いつの日か一人前の息子を出荷できるよう、「なんでもやってあげるお母さん」はNGだわ!!なんて思ったりする今日この頃です。

 

だって、新しい家庭は、2人で支えなければ風に吹き飛ばされてしまうくらい、最初は頼りないものなのです。

それを二人で作り上げるのが結婚の楽しさでありほろ苦さなわけだから、現代のカップルは一緒に忙しそうで、なんとも微笑ましいです。

 

そんな二人は、きっときっと、気持ちをたくさん共有できるはず。

一人が苦しい時、もう一人が悠々自適なんてことはないはず。

だから結婚は、二人両方の人生を同じ色で豊かにしてくれるはず。

 

私の目には、最近の結婚は豊かな色に映っています。

それは、男性の飛躍的な変化が理由の一つにあると思っています。

 

 

 

インスピレーションと勇気〜結婚式司会者が作るお二人だけのプロフィール紹介

                           


「お互いの第一印象」…こういう場でよく聞きますよね。今日は皆様に真っ先にそれをお伝えしなければと思います。
なぜなら新婦は初めて新郎に出会った時、こう思ったんです。…「騙されて絵画を売りつけられそう」…!!


私もだいぶ長くこの仕事をしておりますが、こんな第一印象は初めてです。普通の出会いでは、こんな怪しげな印象を持つはずがないのです。そうです、お二人の出会いは、誰しもが経験できるわけではない、スリルと奇跡と男の気概が溢れた、新宿版シンデレラの物語でした。実はこの出会い、一歩間違えば新宿詐欺師の物語。ずっと心配してくれていたのは新婦のご友人でしたね。そんなお二人の出会いをおさらいしてみましょう!
 
新郎 向井 優希(仮名)さんは、まだ世の中の人がマスクを付けずに過ごしていたある夕暮れ、新宿の街を一人歩いていました。その日、新婦 本田 沙菜(仮名)さんも、未来の自分を占いに新宿へ。「あなたは、絶対に嫌だと思う出会い以外は受け入れたほうがいい」とアドバイスをもらった帰り道、実に15分後、新郎と街の中ですれ違い目が合いました。そしてすれ違った10メートル先から、奇跡のドラマが始まります。

優希さんはその10メートルの間に考えたのです。『常々女性は優しい人が良いと思っていた自分が激しく揺さぶられるような女性と、今まさにすれ違った。このまま声をかけなかったらきっと後悔する。勇気を出して声をかけよう!』
そしてすれ違ったその道を引き返し、沙菜さんに声をかけたのです。びっくりしたのは沙菜さんです。昔同じようなシチュエーションで絵を買わされそうになったことがある沙菜さん。今日は絵か?壺か?何を買わされるんだ…と警戒したわけです。なるほど、それであの第一印象なわけですね。詐欺師かと警戒された新郎ですが、それでも諦めませんでした。自分の運転免許証を見せるなど精一杯の誠意を伝えて、なんとか次に繋げました。沙菜さんも暫くは警戒をしていましたが、話せば彼の良さが伝わってきます。そしてついに、彼の言葉と自分の気持ちを信じてみようと、この恋に飛び込んだのです。


新郎の最初の直感、そして行動力。新婦の信じる勇気。現代の若者は、「失敗をしたくない世代」というフレーズで語られることがありますが、まだまだ捨てたものではないですね。何もしないで後悔するなら、チャレンジして後悔した方がいい。そんな強い想いが導いた運命の出会いでした。
 
そんな新郎も、実はその名の通りとても優しい男性です。それは、ご両親に愛されて育ったことと深く結びついているようです。男4兄弟の三男の新郎ですが、陸上選手だったお父様の素質を受け継いだのは優希さんでした。しかし中学の途中で陸上部が縮小され、ご友人の誘いでサッカー部に転向しました。10年以上続く現在の趣味はがらっと変わってモトクロスです。自由に好きなことを追求して楽しむこのご性格を育て支えたのは、いつの日もあったご両親の応援でした。そんなバックボーンがあるのですから、いつも穏やかで、新婦をそっと包んでくれるような余裕のある男性なわけです。新婦曰く優希さんの魅力は真面目なところ。絵画を売りつける詐欺師に間違われたままにならなくて、本当に良かったです!
 
新婦沙菜さんも、第一印象の通り、本当に優しい女性です。自然と気遣いができる、友達を大事にしている、その姿に新郎は魅力を感じています。看護士は沙菜さんの天職ですね。歳の離れた弟さんとの二人姉弟、一人っ子の時代が長かったからこそきちんと育ててもらったという新婦。こちらもやりたいことをやらせてくれたお母様と、黙って見守ってくれる優しいお父様に、大切に育ててもらいました。24歳の時に、大好きなジャニーズのイベントに行きやすいように、職場を地元福岡から東京に変えました。そんな話を、優希さんが最初から普通に受けとめてくれたことも嬉しかったと懐かしく振り返ります。
 
大人になった時周囲に優しくできる人は、幼い頃からご家庭の中で優しさのエネルギーをいっぱい充電できたからなんだなと、そんなことも感じるご両家の結びつき。本日はその中で育った優しさ溢れるお二人のお披露目です。どうかこれから始まるお二人の物語にたくさんご期待頂きたいと思います。
 
以上新郎新婦のご紹介でした。

ブライダルMCの 散歩de寄り道【ラブストーリーに『普通』はない】

      

 

ブライダルMC の 林 圭子 です。

 

今日ご紹介したプロフィール紹介「コロナにも負けず」は、少し前の2021年、コロナ緊急事態宣言下でもめげずに愛を育んだお二人の物語です。

 

夜景の見える高級なレストランでプロポーズをしなくたって、

お二人らしさを文章にすれば、

こんなに素敵な結婚秘話になるんですよね。

 

近所の駐車場でプロポーズしたり、

結婚情報誌を叩きつけてプロポーズに漕ぎつけたり。

むしろそんなエピソードのほうが、私の腕の見せ所なんです。

 

自分たちにはドラマのようなエピソードが無い…なんて諦めてはいませんか?

 

私は、目の前に現れた新郎新婦のエピソードで、

たった一つだって平凡だなんて思ったことはありません。

だからきっとあなたも、あなたが気づいていないだけで輝く思い出を持っているはず。

 

私の作るご紹介原稿には、生年月日や学歴職歴はありません。

『ねえ知ってた?とっても素敵な二人なんだよ!』

新郎新婦のそれを伝えたくて、

ただそれだけを伝えたくて、

毎日原稿を書いています。